生理の量1(ホルモン)

シリーズ16記事目の今回は、生理の量です。


生理の量で直接的に関係があるのは「女性ホルモン」の記事に出てきたエストロゲンです。エストロゲンは子宮内膜を厚くする性質がありますので、エストロゲンの作用が高まると生理の量も多くなります。


そのエストロゲンは体内からのエストロゲンと、体外からの影響の2パターンを考えます。まずは体内からのエストロゲンですが、{脳下垂体}{卵巣}が関連してくるのはもちろん、脂肪細胞と{肝臓}も関連してきます。脂肪細胞による影響は「運動」の記事で、肝臓は「肝臓の分解機能」でご紹介しました。余計に作らせない事と、しっかり分解してくれる事が重要でした。


その他に体内からのエストロゲンに関連することと言えば睡眠です。睡眠に関連するホルモンのメラトニンがエストロゲンの過剰な生産を抑制しているという考えがあります。よく寝ることは肝臓を助けることにもつながりますし、ホルモンバランスの安定には大切です。


次に体外からの影響です。こちらは「環境ホルモン」と「食事」の記事に書きました。エストロゲンを過剰にする要因を避ける生活習慣も大切です。皮膚からのルートと食事などの口からのルートの両方に注意が必要です。


次回は、生理の量に関する他の角度からの考察です。