運動(ホルモン)

ホルモンシリーズ12記事目の今回は、ホルモンバランスを安定させる生活習慣です。


前々回の「生存本能優先」に、食事や運動はほどほどにしましょうという内容を書きましたが、今回は具体的な運動がホルモンに与える影響を書いていきます。


運動は自律神経を鍛えることにもつながります。それはホルモンバランスにおいても大きな意味を持ちます。なぜなら、自律神経・ホルモンのどちらも視床下部がコントロールを行っています。そのため、自律神経が不安定だと視床下部が大変で、ホルモンのコントロールも難しくなります。また逆も同じです。ホルモンバランスが崩れやすい更年期に自律神経の乱れの症状が出ますが、視床下部がまいっているからです。


また、運動は脂肪を燃焼する効果もあります。女性ホルモンで出てきたエストロゲンは多すぎてもよくないという考えがあるのですが、卵巣内だけでなく脂肪でもエストロゲンが生成されるので、脂肪を燃焼するのはエストロゲンが多すぎるのを防ぐ効果があります。ただ、「生存本能優先」の記事に出てきましたが体脂肪率が低すぎるのもよくありません。


最後に運動にはリフレッシュ効果もあります。「副腎」の記事に出てきましたが、ストレスはホルモンバランスによくないので、リフレッシュはとても大切です。


運動の注意点ですが、熱くなりすぎにほどほどに継続するのがポイントです。実際にはとても難しいですが、自分にあった運動を行い、ホルモンバランスの安定化につなげましょう。次回は食事についてです。