副腎(ホルモン)

シリーズ6記事目の今回は、副腎についてです。

 

前回と同様、内容は指令を受けるホルモン器官のそれぞれの関係性です。

 

まずは副腎の基本情報で、副腎は腎臓の上にそれぞれ一つずつある三角形の小さな器官です。その副腎が出すホルモンは多様で、血圧、ミネラル、血糖などの調整をしています。ここでは一般的にステロイドと呼ばれるコルチゾールを中心に扱っていきます。コルチゾールはや抗ストレスホルモンとも呼ばれ、ストレスがかかった状態では、大量に分泌されます。

 

その事が他のホルモンとのバランスを変えてしまいます。副腎のホルモンと卵巣からのホルモンは同じ原料であるコレステロールから出来ています。その関係でコルチゾールが大量に作られるには妊娠に重要なプロゲステロンを消費してしまいます。その結果、ストレス下では女性ホルモンのバランスに大きな影響を与えてしまいます。また、前回出ましたように、甲状腺のホルモンも低下させてしまします。一方、甲状腺が低下してる場合、副腎も元気がなくなり、ホルモンの分泌が下がってしまいます。

 

ということで、このような相互関係から女性ホルモン・甲状腺・副腎は相互に影響しあう関係であると言えます。つまり、ホルモンバランスという言葉がやっかいなのは、脳からの指令による調整だけではなく、それぞれのホルモン器官も関係しあっているからなのです。

 

ホルモンの不調は多いですが、それらに対処するには身体全体で見る必要性がある事を何となく感じて頂けましたでしょうか? もう少しホルモンと関係してくる反射区の説明がありますので、このシリーズは続きます。

 

副腎の反射区は深さがある反射区なので、そこを意識して押してみてください。