ホルモンは脳で調整(ホルモン)

ホルモンシリーズ2記事目の今回は、ホルモンの調整について書いていきます。

 

前回、「ホルモンは身体の様々な働きを調整する物質で、身体が成長したり、妊娠に備えたり、環境の変化の中を体温・血糖値などが一定に保とうとするのはホルモンのおかげです」ということを書きました。

 

そのホルモンの調整の役割をコントロールしているのが、脳の一部分である「視床下部」「脳下垂体」です。

その流れは、最初に視床下部が身体の状態やホルモンの濃度から、必要に応じてタイミングを見計らって脳下垂体に指令を出します。それに基づき、脳下垂体が各ホルモン器官に細かい指令を出すという流れになります。ちなみに、そのホルモンに関する指令もホルモンで伝えられています。

 

甲状腺ホルモン(新陳代謝を促進するホルモン)で言うと、身体の置かれている状況と代謝の情報が脳にいき、視床下部→脳下垂体→甲状腺と指令が来て甲状腺ホルモンを分泌して調整という流れになります。例えると、ホルモン会社の本社が脳にあり、その社長が視床下部、部長が脳下垂体で、その他のホルモンを出す各器官が地方の工場(例:甲状腺工場)みたいなものです。各地の工場には脳下垂体部長が指示を出しています。

 

その調整の指令が上手くいかないと、ホルモン工場は現場に応じた量を供給できないので、視床下部と脳下垂体のパフォーマンスはとても重要です。

 

足もみでそのパフォーマンスを上げましょう! ということで、反射区表を見てみると、「脳下垂体」(左下)という反射区はありますが、視床下部という反射区はありません。それに関して諸説あります「大脳」(真ん中)「小脳・脳幹」(右下)の両方を合わせて3つ刺激すれば、間違いありません。ホルモンのスムーズな調整のために親指を塗りつぶす気持ちで、しっかり刺激しましょう!