貧血

○ 解説 

貧血とは酸素が乏しいことを言い、酸素は赤血球が全身に運びます。赤血球は鉄分を材料に作られています。脳に酸素が足りてない状態を脳貧血とも言います。貧血にもタイプがあり、対処が違います。


○ 鉄分が足りないタイプ

足りない原因は失われるスピードが早い場合があります。失われる原因ですが、まずは出血で、傷がある場合(大腸など)や生理の際も出血で失われます。また、足裏に衝撃のあるスポーツをされる方も、その衝撃で失われる事があります。

一方、摂取が足りない場合も鉄分が不足します。鉄分の上手な取り方として、野菜よりレバーや赤みの肉の方が吸収は良く、さらに、ビタミンCが豊富なものを同時に取ると吸収が促されます。また、コーヒー、紅茶、牛乳などと一緒に摂取すると吸収が阻害されてしまうので、注意が必要です。吸収には「小腸」(右下)の状態が重要です。


〇 赤血球の質が悪いタイプ

赤血球の質は「脾臓」(左下)が管理しています。古くなって酸素を運ぶ能力の低いものを選別し、壊した後、「肝臓」(真ん中)、小腸を通じ鉄分を回収して赤血球をコントロールしています。その役割が落ちると、数は足りていても、酸素が巡らず貧血になってしまいます。


○ 脳貧血

満員電車や体育館で長いこと立っていると、脳貧血になることがよくあります。対策として、足首を回したり、かかとを上げ下げすると足(脚)の筋肉が動きポンプとなって、脳に血液を巡らせますので、じっとしていなくていい場合は積極的に足を動かすと脳貧血の予防になります。



これらの重点反射区は全体をもむ中で特に意識してもんでほしい部分です。詳しくは「気になる所を効果的にもむ」をご覧ください。また、セルフケアの効果を上げるために、終わった後は水分を摂る(お白湯がお勧め)をお忘れなく。注意点としては、食後1時間以内は消化をする時間で、足をもむには不向きな時間なので、避けるけるようにしてください。