足の筋肉と健康

前回までの靴シリーズで、筋肉の話しが何回か出てきましたので、その事について詳しく書いていきます。

 

筋肉にはポンプとなって血流を促す機能があります。筋肉は、力を入れた時だけキュッと硬くなり、力を抜いている時は柔らかくなります。その状態に交互になることで、ポンプとなり血流を促します。足と脚部の筋肉がポンプとなり、静脈を心臓の方に返すことが身体にとって重要なため、「足は第二の心臓」と言われます。

 

しかし、そのポンプの性能には個人差がかなりあります。その差をつけるのが筋肉の状態です。良いポンプになるには硬い状態と柔らかい状態に交互になる必要があります。ただ、常に硬い筋肉になってしまっている方が多く、そうすると筋肉量があってもポンプの筋肉は弱いです。また、筋肉が余りに弱く力を入れても硬くならない方もポンプとしては弱いです。例えば、入院中にリハビリをあまりせずに退院された方が、すごくむくんでしまう事がありますが、それは筋肉を動かさないので、弱ってしまい、ポンプになっていなくむくんでいる状態です。


最近は入院中も、病状が許せば積極的に動くように指示されるそうです。それは血流にとって良いので、身体の回復にとっても素晴らしいと言えると思います。次回は筋肉が硬くてポンプにならない状態を詳しく書いていきます。