全体をもむ重要性

前回の記事に、全体をもむ重要性を書きましたが、今回も別の角度から全体をもむ重要性を書いていきます。

体の不具合は、一つの症状でも様々な要因が想定されます。例えば、足がしびれていたとします。それは足の血流の問題でも起きますし、腰の神経の問題でも起きます。また、足から離れた位置にある脳の血流の問題でも起きる事があります。

このように一つの症状で、いくつもの要因が想定されますが、いくつもの症状を抱えている方は複雑に要因が絡み合います。また、すべての症状のすべてのケースを頭に浮かべて、足をもむことは不可能です。

それならば、全ての反射区の状態が良くなれば、全体のベースアップにつながるという、しらみつぶし作戦です。この方法は時間はかかりますが、身体の知識のない人でも効果は出せる方法になります。

 

自分がプロの施術者として施術するときも、同じことが言えます。もむ際に相手の反射区の状態から、どこに負担がかかっていて、どう関連しているかを考え、相手にセルフケアをしていただくのに、どこを重点的にやって頂くかを必死に考えます。

しかし、身体を良くすることに関して世界中で様々な考え方があり、全てを知り全てを想定するのは絶対に出来ません。そこで全体のベースアップが起こるように、必ず全体をもむようにしています。そのため、当店は一番短いコースでも60分となっています。全体をもんで、その方の気になる所を再度やっていると、それぐらいかかってしまいます。この60分というのが長いと感じる方も多いと思いますが、逆に、身体全体に働きかけて全体のベースアップが60分で出来てしまうとも考えられます。

 

本音を言うと、もっと短いコースを作って気軽に色々な方に来店して頂きたいのですが、来ていただいたお客様の改善効果を考えると、そこは譲れません。足もみの施術者としてのこだわりをとるか、ビジネスのしやすさを優先するのか正直迷いました。この60分はやっかいなんです! 自分でお店をやるのは悩むことばっかりです。「その他」の記事にも書きましたが、初回半額も延長です。色々と模索しながら営業中です。