めまい

〇 立ちくらみとの違い

まず似た症状の立ちくらみを解説します。立ちくらみは脳に上手く血液がいかなくなった状態を指し、低血圧、急に立ち上がった時、貧血時(妊娠中、生理中も含む)、自律神経が乱れている時など身体全体の問題でよく起こります。また、急に目の前が暗くなるのも立ちくらみの一種です。


めまい

一方、めまいは身体のバランスを司る機能に不具合が生じた状態で、「三半規管」(左下:赤)や脳に問題が起

こる場合がほとんどです。それらの働きには血流やリンパの流れが深く関わっているため、それを供給するルー

トである「首」(右下:赤)の問題もとても重要です。同じ姿勢やストレスで首回りがガチガチになっているだ

けでも、めまいが起こる可能性は非常に高くなります。ストレスや自律神経の乱れには「小脳・脳幹」(右下:

緑)の反射区が有効です。


共通点

両者ともに首から上の血流が重要です。脳や三半規管も含めて、首から上は基本的に血流やリンパの流れが悪いと不具合が生じる確率が一気に高まります。反射区で言うと、首は親指の付け根が360°関わってきますので、「頸椎」(右下:黄)「首の前側」(左下:青)も重要です。



これらの重点反射区は全体をもむ中で特に意識してもんでほしい部分です。詳しくは「気になる所を効果的にもむ」をご覧ください。また、セルフケアの効果を上げるために、終わった後は水分を摂る(お白湯がお勧め)をお忘れなく。注意点としては、食後1時間以内は消化をする時間で、足をもむには不向きな時間なので、避けるけるようにしてください。