生理痛(ホルモン)

シリーズ15記事目の今回は、生理痛についてです。


生理(月経)とは、子宮内膜がはがれる現象ですが、子宮は袋状の筋肉で出来ています。その内側にある子宮内膜層をはがすために、子宮の筋肉は収縮しなくてはいけません。そこで分泌されるのがプロスタグランジンという物質で、それが生理痛と関連しています。


そのプロスタグランジンは捻挫などの炎症の際に分泌され、血流確保に役立つのですが、同時に痛みを感じることになる物質です。生理の際には、子宮の筋肉を収縮するために血流を確保したく、プロスタグランジンが分泌されるので、痛みも感じるという様になっています。ここで重要なのが、骨盤内の血流が悪いとプロスタグランジンが多く分泌され、痛みも強くなってしまうということです。


このホルモンシリーズの記事で「骨盤の冷え」がありましたが、そこで紹介しました反射区が生理痛と関連してきます。骨盤内の血流が良い状態とは、骨盤にまつわる筋肉が緩んでいて、そけい部もしっかり通っている状態です。そのための反射区をもう一つご紹介します。


「下腹部」という反射区が足の外側にありますが、そちらも生理痛と深く関連しています。ふくらはぎの外側に腓骨という骨があり、そのきわになります。良い状態だと骨にきれいに沿えるので、外くるぶしの後ろから腓骨に沿って、刺激してみてください。